「何から手をつければ…」と悩むご担当者さまへ。工場建設プロジェクトでよくあるご質問にお答えします
-
二級建築士 / HACCPコーディネーター
- 北脇 秀一
- コピーしました
- この記事を印刷する
- メールで記事をシェア
工場建設や大規模な改修は、企業にとって数十年の一度のビッグプロジェクト。
「そもそも何から手を付ければいい?」「いつまでに頼めばいいの?」など、ご担当者様が抱える不安は計り知れません。
今回は、SAWAMURAの営業担当が現場で実際にお客様からいただく「リアルなご相談」と、それに対するSAWAMURAの答えをまとめました。
工場建設プロジェクトをスムーズに、そして後悔なく進めるためのヒントとして、ぜひご一読ください。
構想段階・検討初期でのご相談
Q. 建物の老朽化や不満はあるのですが、正直「どこに・何を」相談したらよいかわかりません。
A. ぜひ、そのままの「お悩み」をぶつけてください。
「何から手をつければいいか分からない」というお客様は非常に多いです。SAWAMURAはお話を伺いながら、お客様自身も気づいていない「潜在的なニーズ」を紐解き、費用対効果の最も高い解決策をご提案します。
いきなり新築を勧めるようなことはいたしません。まずは小さな修繕(営繕工事)でお付き合いを始め、信頼関係を積み重ねたのちに、数年後の新築工事をお任せいただくケースも多数ございます。
Q. まだ土地が決まっていませんが、相談に乗ってもらえますか?
A. もちろんです。土地探しの段階からアドバイスさせていただくケースも多いです。
「希望のラインが組めるか」「大型トラックの動線は確保できるか」など、建築のプロ視点がないまま土地を買ってしまうのは非常にリスキーです。SAWAMURAでは、自社不動産課や他社不動産会社と連携して、土地情報探しから行い情報提供しております。土地探しの段階から「ここに希望の工場が建つか?」をセットでアドバイスいたします。
Q. いつ頃までに相談すれば新工場の稼働に間に合いますか?
A. 規模にもよりますが、遅くとも「稼働希望日の1年〜1年半前」にはご相談ください。
工場建設は、建物の工事だけでなく、事前の行政協議や各種申請、地盤調査などに想定以上の時間がかかります。「もっと早く相談しておけばよかった」と後悔されるお客様も少なくありません。「まだ構想段階」というタイミングでも全く問題ありませんので、まずはざっくりとしたスケジュール感を一緒に整理しましょう。
適正な工期の設定方法についてはこちらの記事でも解説しています。
設計・施工の体制について
Q. 「設計・施工を一貫して頼む」か「設計事務所を通す」かで悩んでいます。
A. 圧倒的にスムーズな「設計施工一貫」をおすすめしています。
1社で完結するため、トラブルがなく責任区分が明快になることが最大のメリットです。また、システム建築(カナリス)から在来重量鉄骨、大型木造まで最適な工法をご提案できます。さらに、設計段階から「BIM(3Dソフト)」を活用し、リアルな完成イメージ動画やパースをご提供。内装の色決め等でもBIMを活用し「イメージ通りの工場」を確実にお届けします。
設計施工一貫方式について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
Q. 「施工だけ」をお願いすることは可能ですか?
A. もちろんです。施工だけでも喜んでお受けいたします。
自社の設計施工だけでなく、設計事務所様との協業も得意としています。実際に、大型の改修工事において設計事務所様と試行錯誤を重ね、その地域のランドマークとなるような美しい建物を完成させた実績もございます。相見積もりの一社としてのご提案も可能ですので、お声がけください。
Q. 食品工場のHACCP対応や、クリーンルームなどの専門的な設計もお願いできますか?
A. はい、お任せください。SAWAMURAでは食品工場建設に特化した専門サービス「Food Archi(フードアーキ)」を展開しています。
食品工場には、一般的な工場とは異なる厳しい衛生基準やノウハウが求められます。SAWAMURAには「HACCP上級コーディネーター」などの専門知識を持ったスタッフが在籍しており、事前の徹底した現場ヒアリングを通じて、工場運用(ソフト)と建物(ハード)のバランスが取れた最適なプランをご提案します。 HACCP基準を満たす動線計画から、精密機械のためのクリーンルーム設計まで、製造業特有のシビアな要件にも自社設計部門がしっかりと対応いたします。
食品工場建設に特化したプロジェクト支援「Food Archi」についてはこちらからご覧ください。
Q. 工場を稼働させながら、今の建物を改修することは可能ですか?
A. 工事内容によりますが、可能な限り「稼働させたまま」で改修できるプランをご提案いたします。
生産ラインの停止は、企業様にとって大きな機会損失に直結します。そのためSAWAMURAでは、これまでの豊富な工場改修のノウハウを活かし、生産活動への影響を最小限に抑える計画を第一に検討します。
具体的には、以下のような対策で稼働への影響を防ぎます。
-
徹底した養生計画: 製品へのホコリの付着や騒音を防ぎ、品質管理への影響を抑えます。
-
物流動線を塞がない仮設計画: 日々のトラックの出入りやフォークリフトの移動を妨げないよう、緻密に搬入ルートを設計します。
-
柔軟な工程管理: お客様の生産スケジュールに合わせ、土日祝日や長期休暇などの非稼働時期も有効に活用した計画をご提案します。
※ただし、建物の構造や工事の規模によっては、安全確保のために一時的にラインの停止をお願いせざるを得ないケースもございます。その場合でも、影響が最小限となるよう綿密にスケジュールをすり合わせいたします。「工場を止められないから」とお悩みの場合も、まずは一度ご相談ください。
費用・資金計画について
Q. 費用はどのタイミングから発生しますか?相談しただけで請求されないか不安です。
A. 「基本設計・概算見積」の段階までは、費用は一切かかりません。
SAWAMURAは自社に設計部門を抱えているため、初期の図面作成や、イメージを掴むための「3Dパースの作成」までは無料でご対応いたします。正式に費用が発生するのは「実施設計の契約」を結ぶタイミングからです。まずは安心してご相談ください。
工場建設における見積もりの注意点についてはこちらの記事で解説しております。
Q. 支払う金額が大きすぎて不安です。
A. お支払い項目は大きく4つあり、請求書の提出タイミングは大きく3回(時期)に分かれます。事前に明確なマイルストーン(工程表)をご提示します。
お支払いが必要な項目は、大きく分けて①設計監理契約、②工事請負契約、③各種申請手数料、④着工中の増減工事、の4つです。 これらは一括での請求ではなく、プロジェクトの進行(大きく3つの時期)に合わせて分割してご請求いたします。
【時期1:着工前(プロジェクト始動期)】
-
設計契約の半分(確認申請受理後)
-
工事請負契約の3分の1(着工時)
【時期2:着工中(工事の折り返し期)】
工事請負契約の3分の1(建て方時 ※建物の骨組みを組み立てるタイミング)
【時期3:完成後(お引き渡し期)】
-
設計契約の残り半分(建物完成後)
-
工事請負契約の残り3分の1(完成後)
-
各種申請手数料(澤村による立替分の清算)
-
着工中に発生した増減工事の精算
このように、いつ・どのタイミングで・いくらの支払いが発生するかをまとめた「マイルストーン」をご契約の前に作成し、しっかりアナウンスいたします。この資料が非常に分かりやすいとご好評いただいており、担当者様がそのまま社内の稟議資料として提出し、スムーズに決裁が下りたという嬉しいエピソードもございます。
工場建設に関わる資金の流れについてはこちらの記事でも解説しております。
Q. 補助金を活用したいのですが、サポートしてもらえますか?
A. はい。申請に向けた書類作成など、可能な限りのサポートを行います。
お客様の事業計画に合わせて、活用できる補助金のご案内やご相談を行っております。 ただし、澤村は総合建設業であるため、補助金自体の申請手続き(提出)を直接代行することはできかねます。基本的には専門のコンサルタント様などと連携していただく形になりますが、その際に必要となる「建築図面」や「見積書」などの必要書類の作成は、スピード感を持ってしっかりとご対応いたしますのでご安心ください。また、補助金の採択スケジュールに合わせて、実施設計の契約を結ぶ時期を柔軟に対応することも可能です。
アフターサポートについて
Q. 建てた後、不具合が出た時などのアフターサポートはどうなっていますか?
A. 定期的なアフター点検を実施しています。完成してからが、本当のお付き合いの始まりです。
お引き渡し後、1年・2年・5年・10年の節目に定期的なアフター点検をしっかり実施いたします。それに加えて、SAWAMURAには改修専門部隊の「リニューアル課」があるため、急なトラブルや将来のレイアウト変更にも小回りを利かせて即座に駆けつける体制が整っています。
建物のライフサイクルを見据え、お客様の事業活動を長期にわたってサポートするパートナーとして伴走いたします。
最後に:工場建設プロジェクトを「成功」に導くために大切なこと
ここまで、工場建設やリニューアルに関する様々な疑問にお答えしてきました。
数々のプロジェクトをお手伝いしてきた私たちが、お客様に一番お伝えしたいことは「できるだけ早い段階(構想段階)で、私たちプロを巻き込んでいただきたい」ということです。
-
「土地を買ってからでは、希望の工場が建たないことが分かった」
-
「自社で時間をかけて考えたプランが、実は予算に全く収まらなかった」
-
「もっと早く相談していれば、補助金が使えたのに」
このような「後悔」を未然に防ぎ、無駄な時間とコストを省くためには、プロジェクト初期における方向性のズレをなくすことが何より重要です。
SAWAMURAでは、「まだ構想段階で具体的な要件が固まっていない」「自社にとって新築か改修か、どちらが最適か迷っている」といった段階でのご相談から喜んで承ります。
工場建設という一大プロジェクトを共に成功に導くパートナーとして、ぜひ私たちSAWAMURAにお声がけください。
- 執筆者
-
-
二級建築士 / HACCPコーディネーター
- 北脇 秀一
ソリューション事業部主任。住宅メーカーの営業・設計・工事を経験し、2019年にSAWAMURA営業企画課に入社し新築から改修の工場・倉庫・店舗・オフィス、医療施設等さまざまな営業担当をしている。
-
- コピーしました
- この記事を印刷する
- メールで記事をシェア





