工場の新築・増改築に適した地元総合建設会社を選ぶポイントと5つのメリット
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一級建築士 / 一級建築施工管理技士
- 宮前 聡志
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工場の新築・増改築を計画する場合には、建設会社や設計会社の選定が重要な要素のひとつです。そこで本記事では工場の新築・改築に適した企業を選ぶためのポイントと、それを踏まえて地元の総合建設会社を選ぶ5つのメリットを紹介します。
設計・施工部門が内在している地元総合建設会社がおすすめ
工場の新築・増改築が得意な建設会社や設計会社は多くありますが、選定するポイントとして、次の2点があります。
- 地元の建設会社であること
- 設計・施工部門が内在していること
こうした建設会社を選ぶことで企業が得られるメリットに次の5つが挙げられます。
設計施工部門が内在している地方総合建設会社を選ぶメリット
1. コストの削減
設計施工部門が内在していることで社内コミュニケーションコストや中間マージンが省かれ、トータルコストを削減することができます。
2. スケジュールの短縮
担当窓口(営業)、設計施工部門、工事部門が一気通貫で結ばれるため、工場建築にかかる全体スケジュールが短縮できる可能性が高くなります。また工事スケジュールが短縮できた場合、コストダウンも併せて得られる可能性があります。
3. 品質の向上
スケジュールが短縮できなかった場合でも、想定スケジュールの中で入念に調査をしながら設計施工が行えるため、品質の向上が期待できます。
4. 柔軟な対応
計画の変更や追加工事などに柔軟に対応できる可能性が高くなります。
5. コミュニケーションの向上
担当窓口(営業)と設計施工部門が一体化していることで顧客と建設会社のコミュニケーションが円滑になり、実現したいことや要望が伝わりやすくなります。
工場建設は企業にとって大きな投資
工場の新築・改築は企業にとって非常に大きな投資で、失敗できない、という大きなプレッシャーがかかるものです。少しでも失敗のリスクを減らし、よりよい計画にするためにも建設会社の選定においては十分に情報収集を行い、慎重に決定していく必要があるでしょう。
建設会社の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
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一級建築士 / 一級建築施工管理技士
- 宮前 聡志
営業企画課課長。工場管理経験と設計業務を経験し、2018年にSAWAMURAに建設プロデューサーとして入社。現場・設計・営業を知るオールラウンダー。
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